アイス、ソフトクリーム、かき氷、シャーベットなど

アイスクリーム、シャーベット ソフトクリーム かき氷

子供の頃に観たアニメ「母を訪ねて三千里」で、主人公のマルコ少年が放浪の旅に出る前、地元のイタリア・ジェノバで、アイスクリーム売りをしていて、氷を入れた容器でアイスを作るシーンがありました。あまり詳しくは覚えていないのですが、それを見て、子供心に「へぇ〜、こうやって作るんだ〜」と、感心というか、驚いた記憶があります。大人になった今なら、どういった化学変化が起こってアイスのような固体物へと変化していくのか、それなりに理解出来ますが、子供だった頃は、材料を冷やしながら回転させる(動かす)と、アイスクリームが出来上がる仕組みが、とても不思議に感じたものです。

シャーベットについては、粉末の素が昔より販売されていましたので、家庭で作る機会がありましたが、「アイスの素」は売っていませんでしたし、「製造器でホームメイドする」と言う発想に乏しかったため(というか、そもそも子供の時分に、安価な家庭用製造器があったかな?かき氷機は記憶にありますが。)、子供の頃、自宅で自家製アイスを食べた経験はありません。

現在市販されているアイスクリームメーカー(クッキングトイ)と、マルコ少年の使っていた道具とは、調理する仕組みは基本的には同じです。「母を訪ねて三千里」は、1880年代のイタリアやアルゼンチンを舞台にした物語で、マルコ少年は空想上の人物ですが、それはさておき、130年余の時を経て、現代の子供たちがマルコ少年と同じ方法でアイスクリームを作るって、ちょっとしたロマンを感じます。